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Japan tour report

大阪城ホール 2004・5・31

コンサート当日の天気予報は昼から雨。でも朝から雲ひとつない上天気。

このまま晴れてくれ、その願いもむなしく昼から雨が落ちてきました。

こんな時だけ天気予報は当たるんですよね。少し恨めしい。

雨の中を会場に向かいました。駅を降りると露天商がグッズを売ってました。いつもは覗いて見るんですがこの雨です。
通り過ぎようとするといっしょに行った友人がステッカーを買うと言うのでお付き合い。
でもそこに大きなKISSロゴ入りビアグラスがあったので、思わずゲットしてしまいました。

オフィシャルのグッズ売り場は予想通り長蛇の列。雨の中ひたすら順番を待つ。しかし以外にも早く進みました。
でも案の定グッズ売り場のテントの前は黒山の人だかり。販売してるお姉さんが大声で叫んでいる。

「ここに並ばれても売りません!」売りませんって・・ファン心理を見透かしたようなイヤな言い方。

販売するスタッフもいつもより人数が少ないみたい。忙しくてイライラしてたかも知れませんね。
人が多くて傘もさすことも出来ず、テントから落ちてくる雫を受けながら、やっとパンフレットとTシャツはゲットしました。


今回のコンサートの席は最前列。会場に行くまでは少しジーン寄りかなって思ってましたが、

アリーナ席はいつもより席数が少ないみたいで、なんとど真ん中でした。
フェアウェルツアーも最前列でしたが、ステージと観客席の間がもっと離れていたように思いました。

それにスタッフがたくさんいて開演前から緊張した雰囲気でした。
でも今回はステージと観客の間も狭く、スタッフも数も少なかったです。この人数で大丈夫なの?って思うくらいでした。

 

いよいよ開幕。いつものMCのあとオープニング曲は「ラブ・ガン」。

ドラムのダカダカダ~のイントロがあってダーン!と大音響と共に黒幕が外されKISSの登場。
1年ぶりの再開に私も大絶叫。ポールは最初から上半身裸でとても50歳には見えません。

人から見られる仕事とはいえ体型維持はさすがです。
ジーンもツアーの合間などは太ってますが、ツアーが始まればスマートな体型に戻す。さすがプロですね。
私の友人は開幕前に友人から赤いブラをポールに投げるように頼まれてました。

友人はそのブラを持ったまま、どこで投げ込めばいいのか悩んでました。
コンサートが始まりラブガンの中頃でポールはブラを持ってる友人に気が付き、「投げろよ」みたいなポーズで目で合図しました。
友人も合図がわかったらしく、うまく投げ込みポールもブラを咥えてくれました。
ブラを渡した友人もうれしかったでしょうし、私達も大満足でした。

 

次の曲はジュース。ラブガンとジュースは大好きな曲なので、この2曲だけでもう気持ちは最高潮。
今回のメンバーはトミーとエリックということで新旧取り混ぜた、なんでのありのセットリストになりました。
オリジナルメンバーのパラサイト、SHEからUNHOLY、GOD GAVE~まで盛りだくさん。
GOD GAVE~が生で聴けるなんて最高でした。パラサイトも生で全曲聴いたこと無かったかもしれない。
UNHOLYは血吹きに使うのではなく、意識が血吹きとジャンプにいってしまってますから、イントロからしっかり聴きたかったですね。


最前列は言う事のない席なのですが、観客の状況がまったく分からないのです。

まん前にスピーカーがあるので歓声までもが聞こえなくなる時があります。
ポールが「ハッピーバースディ・・・」と言った時も、なんでそんな事言ってるんだろうと思ってましたが、

観客が「今日が私の誕生日」って書いた幕を出してたそうです。
観客と一体感で楽しむ、というより私の目の前で私のために歌ってくれてるって感じでした。

自分の世界にどっぷり浸かれます。やっぱり最前列はいい!

 

今回はいつものようにピックをなんまり投げてくれませんでした。トミーが2~3回投げただけでした。
(実は私は全然気が付かなくて、コンサートが終わって柵の向こうに落ちてるのをみんながスタッフに取ってくれるように頼んでました。)

コンサートの最後にポールがギタークラッシュしますよね。ひょっとしたら最前列の特権でギターがもらえるかもと思いましたが、
真っ二つに折れたギターをポールははステージ横に投げてしまいました。以前ギターを取り合いで殴り合いの喧嘩になったことがそうです。
それ以来ギターを観客に渡すのを止めたのかもしれません。

そして最後の最後ロックンロールオールナイトで紙ふぶきが舞います。

あれは何箇所からも紙ふぶきがでるようになってるんですが、ステージ下の真ん中にも2台紙ふぶきが噴出す装置がありました。

スタッフは前の曲からスタンばっており準備はOK。ロックンロールのイントロが始まり、さあ・・・
出ない。紙ふぶきが出ない。スタッフは大慌て。ステージの下に潜り込んで修理してやっと、紙ふぶきが出てきました。
私もそっちが気になってステージ見てませんでした。

今回のコンサートは物足りなく感じました。なぜなんだろうと考えてみました。トミーやエリックのソロも短かったですよね。
エースのようにギターから花火がでたりしませんよね。でもやるべき曲はちゃんとやってくれたし、コンサート時間もいつも通り。
そうなんです。私自身KISSの世界にどっぷりハマってしまったのです。

いつまでもこの時間が続けばいい・・・そんな思いが物足りなさを感じさせたのです。

リユニオン、フェアウェルと全国を周りましたが、今回は大阪のみ。

しかし最前列という最高の席で最高のコンサートを見させてもらいました。
何も言うことはありません。「KISS、アナタハサイコー!」              

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