Japan tour report
名古屋レインボーホール 2006・7・18
それは降って湧いたような突然の来日でした。
一連のツァーではなく、「ウドーミュージックフェスティバル」という野外フェスティバルに参加するための来日しました。
参加メンバーはKISS、サンタナ、ジェフ・ベック、ドゥービーブラザーズ、セバスチャン・バック、ポール・ロジャースなどなど。
豪華なメンバーが名を連ねるましたが、空模様が悪く興行的には芳しくなかったらしい。
そのフェスの4日前にKISS単独名古屋公演が行われました。
各地に被害を及ぼした梅雨前線の影響で大阪も雨模様。
2004年の大阪公演も雨でした。以前には大雪ってこともありました。雷神さまの機嫌が悪かったのでしょうか。
このまま雨あがってくれたらいいのにと思いながら名古屋に向かったのですが、小降りになっても雨はやみませんでした。
会場のレインボーホールに着いたらグッズ売り場へ一目散。グッズ売り場は準備中でしたが黒山の人だかり。
スタッフが整列を呼びかけてたので並んでいると急な大雨。
アメニモマケズ グッズを物色していたんですが、肝心のツァーパンフがない!
「Risingsun Tour」と名付けられた今回のツァーTシャツを作成する時間があったのだから、パンフを作る時間もあったはず。
パンフは公演日や会場名が書かれていたり、写真もたくさん掲載されているのでファンにとって必須アイテムです。
作れば売れると思うのですが、なにがあったのでしょうか?
結局Tシャツ2枚とタオルを購入。毎回思うのですがTシャツ1枚4,500円は高すぎる。
でも高くても買ってしまうんですよね・・・
グッズも買い込み、開場までの時間が余ったのでブラブラしていたら何人ものKISS友達に声をかけられました。
ファンクラブの友人、私のHPやブログに来てくれてて今回初めてお会いした方、
1度しか足を運んでないのに顔を覚えてくれていたSILVER SPOONのマスターなどなど。
コンサートやイベントがないと会えない友人だけど久しぶりに会えるのは嬉しい。
もしKISSのファンにならなかったら一生出会うこともない人達。この繋がりを大切にしたいと思います。
会場に入って目立ったのはスタンド席の空席。3分の2程度しか埋まってませんでした。
どの公演をしても満員にならないと言う名古屋の土地柄でしょうか。それともKISSの集客能力低下でしょうか。
いよいよ開幕です。私の席はポール寄りの7列目。申し分ない席です。
BGMが止まり客電が消されました。いつものように重低音が響き渡り、
「All Right!NAGOYA!!」となるはずが、重低音がチョロっと流れただけで止まってしまいました。
あれ?と思ったら、またグォ~ン!!と重低音が鳴り響き、今度こそと思ったとたんまた止まってしまいました。
再びあれ~?と思ったら今度はBGMが流れ出しました。
待つ事しばし。グォ~ン!!と重低音が鳴り響き、今度こそと気合を入れ直してると、
「・・・A!!(←NAGOYAの最後のAだけ聞き取れました。)You Want a Best・・・」と始まりました。
きっとマイクの調子が悪かったのでしょう。先行き不安なオープニングでした。
「・・The Hottest Band KISS!!」で巨大KISSカーテンが落ちてコンサートが始まります。
いつもはステージ下にいる10人くらいのスタッフが落ちてきたカーテンを引っ張り下げるんですが、
今回は3人くらいのスタッフがステージ上でカーテンの裏を持って待機していたので、
その上にカーテンが落ちてきたから、スタッフは曲が始まってもカーテンの中でモゴモゴしてました。
ポールは「コイツらなにしとるんじゃ?」って感じで見てました。
「Detroit Rock City」で幕を開けたコンサートは「ファーストアルバム」から「ダイナスティ」までの曲で占められていて、
「Love’em Love'em」「Waching You」「Christene Sixteen」など
あまりやらない懐かしい曲もセットリストに加わってました。
「Black Diamond」でエリック・シンガーの声が聞くことが出来ました。
後はトミーが「ショックミー」を歌ってくれればいいんですが・・
いつもならポールもジーンもステージ狭しと走り回るんですが、今回はステージ中央でのプレイが多かったようです。
そしてなにより驚いたのがコンサート終了時間。アンコールも全て終わって9時頃でした。
この日の演奏時間は100分。これはUDOフェスティバルでKISSに与えられた時間と同じ。
KISSにとってのメインは野外フェスであって、名古屋公演は有料リハーサルだったのかも知れません。
毎回来日初日はリハーサルっぽいというか、手探り状態なんだけど、今回はそれが露骨にでてました。
名古屋のリハーサル状態でファンを失望させたのが判ったのか、
2日目の福岡ではアンコールにメドレーなんかもやったりして2時間たっぷり演奏したそうです。なんか損した気分・・・
(追記)
このレポートは2007年8月に書き上げたものです。
コンサート後すぐに下書きをしてあったものに少し書き加えました。
記憶が薄れてますが、記録を残すためにアップしました。