Japan tour report
大阪城ホール 2013・10・21
午後5時30分、同僚たちのもう帰るの?という視線を無視して、タイムカードを押す。
会社の最寄り駅から大阪城公園前駅までは6分で着くので、まずは腹ごしらえ。駅前の吉野家に飛び込こむ。
安くて、早くてお腹いっぱいになる。時間のない時にはピッタリです。
6時少し前、大阪城公園前駅に到着。改札を抜け階段を降りると、一直線の道が大阪城ホールまで続いています。この道はいつ来ても暗い。
アーティストの許可を得ていないグッズを売っている屋台もいない。あれはあれで面白いグッズもあったので、ちょっと寂しい。
でもアーティストの権利も守らないとね。
道の端でバンドが演奏してる時もあるのに、今日はいない。真っ暗な道をとぼとぼ歩く。
少し先にホール横の噴水の明かりが見えました。近づくと、KISSのTシャツを着た人やメイクをした人がいました。
やっと気分が高まってきました。グッズは幕張で購入済みなので、長い行列を横目でみて会場へ。
入り口は10ヶ所くらいあるのですが、どこもすごい行列です。
だんだん入り口に近づいてきて、切符切りのお姉さんの顔を見ると、キッスメイクをしているではありませんか。
やってくれますね〜 みんな写真を撮られてました。どんな気分なんだろ?
会場に入って、ネットで知り合いになった方と少しおしゃべり。何年も前からの知り合いなのに、お会いするのはこの日が初めて。
娘さんと来られてるらしい。母と娘が同じコンサートを楽しむなんて、素晴らしいですね。
それから自分の席に向かいました。アリーナの19列目。ジーン側。
以外とステージから近い。幕張が後ろだったので、そう感じたのかな。
開幕まで時間があるので、自分の席の周りを見渡す。やっぱり年齢層は高い。
なのにみんな少年少女の顔になってる。きっと私もそうでしょう。
会場はスタンド席まで満員。主催者でもないのに、うれしいのはなぜ?
なんてつまらない事を考えてると、BGMが大きくなって暗転し、会場へ向かうメンバーが両サイドのスクリーンに映されました。
幕張といっしょや、いやこの映像は何回も見てる。と思いながらもテンションは上がってくる。
「オーライ!オサカ!」いつものMCなんだけど、またテンションが上がる。
KISSロゴの黒いカーテンが降ろされると、スパイダーセットに乗ったメンバーが目の前に。
幕張とは比べものにならないくらい近い。 表情もよくわかります。
順調にコンサートは進行していきます。
トミーが君が代を演奏してくれた時、スクリーンに日の丸が映し出されました。幕張はあったかな?見落としたのかな。
幕張ではアンコールの前がロックンロールオールナイトだったのに、ブラックダイアモンドに変わっていました。
そしてコンサートのラストはロックンロールオールナイト。やっぱり最後はこの曲じゃないと締まりません。
終了後、いつもの様に席について、暫しポ〜としていると、隣にいた同年代らしきおじさんが、右手を差し出して来た。
握手を求めています。私もためらいなく、右手を出しました。
共にKISSのファンでよかった、と言うことなのか?その人は無言で立ち去って行きました。
駅までの暗い道を歩いていると、男女の2人組のデュオがKISSファンへのアピールなのか、KISSの曲を演奏していました。
取り立てて上手くもなく、と言って下手でもない。コンサートの余韻に浸りつつ、暫しアコースティックなナンバーを聴いていました。